不思議な林道(湯之谷~大和) 2016・11・18

今年最後の「蕎麦道中」は近場でのんびりという事で南魚沼へ。先ずは水無川の紅葉を眺めて蕎麦屋、温泉の予定でした。ところが川沿いの大和町桐沢集落の先で工事の為通行止め、幸い山へ向かう道路は通れそうなので向かって見る事に。10年程前に一度通った事がありました。湯之谷村の折立川から延々と林道を進むと頂上には何とも立派なトンネルが。トンネルを抜けると大和町側へ。ここからは大変でした。舗装されてはいるものの車が往来した気配はまったくなく道路脇の草が伸び放題で道路を覆い不気味な感じながらも何とか通過し桐沢に辿り着きました。それにしてもこの林道は何の目的で作られたのやら。地元の人の話では「角さん」の一声での開通だったそうです。今回は反対側から。驚いた事にちゃんと整備されていました。湯之谷側までと思ったのですが、あまりにカーブの多い登り坂が続きトンネル少し手前で断念。同乗の皆さん、さぞかし不安だったと思います。本当に不思議な林道です。山を下り「八海山尊神社」隣の蕎麦屋「宮野屋」さんへ。ここも久し振りでした。店先には刈ってきた蕎麦が並べれられており新そばへの期待が。かなり固めの蕎麦が記憶に残っていたのですが、今回いただくと少し柔らかめに。山ゴボウ繋ぎで風味の強い蕎麦と天ぷらは山菜。大盛りもあっという間に。蕎麦湯の濃さも満足でした。

食後は三国川ダムへ。紅葉は終わっていましたがダム湖に流れ込む本流。この時期特有の澄み切った流れに感激しました。ここも歩いた記憶が。でも釣れた記憶が?ダム湖下流の僅かな区間での方が良かった気がします。少し戻って川沿いの一軒宿の温泉へ。古風な建物は20年前とまったく変わらず、硫黄分が強く柔らかな泉質に堪能しました。駐車場でバイクの青年に話を聞くと埼玉から温泉巡りで来て、法師、貝掛と立ち寄りここが三箇所目との事。

 

雪景色に変わった魚沼三山を横目に17号線で帰途に。魚沼での紅葉狩りは少し遅かったので越路の「もみじ園」に立ち寄りました。すっかり有名になり観光バスも立ち寄る賑わいでした。明治時代の大地主・高橋家の別荘の庭園として作られたそうです。初めて行った15年前は運良く別荘内を案内していただきお茶をご馳走になりました。

センチメンタル・シティマラソン 2016・10・10

カバ、安井さん、安保家の一部の皆さん
カバ、安井さん、安保家の一部の皆さん

朝早く起きると予報通りの雨。6時前、私に再びランニングを目覚めさせてくれた安井さんを迎えに行き新潟へ。新潟シティマラソンに参加しました。前日受付をお願いしていた長棟の友、安保ちゃん宅に着いたのが7時前で雨は降り止まず肌寒い幕開けとなりました。会場の陸上競技場へ向かって歩いていると若くしてこの世を去ったかっての同僚の姿が頭をよぎりました。彼と走って以来の今回の参加でした。到着後、フルに初挑戦の安保ちゃんは一足先に競技場へ、私達はごった返している体育館で準備。8時30分小雨の中での10Kmスタート。約10年振りの新潟マラソン、コースも変わりすっかりメジャーな大会に変貌。どこまでも平坦で良かったのですが大人数で追い抜くのに一苦労。水溜りと人を避けながら縫うように前に。2Km過ぎに安保ちゃん親子と合流し元気をもらいゴールへ。初レースに臨んだ高校生の娘さんは8Km過ぎでラストスパート。あっという間に姿が見えなくなりました。

1時間00分28秒(参考58分49秒)何とか1時間を切ったと理解していいんでしょうか。私に少し遅れて安井さんもゴール。「三島」「高場山」では坂道と暑さに苦戦したのに比べ今回はとても走り易かったです。タイムこそ自慢にはなりませんが最後まで前行く人を追い越そうという気力が残っていました。終了後にもう一人の長棟の友、高橋さんに偶然会いました。参加しているとは聞いていたのですが。元気に完走。これで来年の長棟川行きも安心。フルに挑んでいる安保ちゃんがバス?に拾われないか心配しながら聖籠町の「ざぶ~ん」で一足先に汗を流して帰宅。

 

渓、山、海、酒で30年を超える付き合いの安保ちゃん。でもランニングでは初めて。

夕方安保ちゃんに連絡すると全ての関門を通過し見事完走の朗報。おめでとう!

来年の長棟林道はランニングで行けるね。私と高橋さんはもちろんいつもの自転車。

 

練習なしでもタフな岩渕さん
練習なしでもタフな岩渕さん

アクアーレ仲間の伊藤さんから連絡がありました。皆さんハーフを楽しく走られたようです。「三島」でも活躍した山田さんは12位の快挙とか。おめでとう。

 

安井さんと共に「アクアーレ長岡」で出会った皆さんのお陰で春からいくつかのレースに参加する事ができ感謝しております。今年はこれが最後ですが来年もぜひ一緒に走りましょう。

未だ霧は晴れず    2016・9・21

まだまだ気分は下降気味が続いています。それでも絵の方は少しやる気が出て2枚描き上げました。そんな中、雨を覚悟で黒姫高原~妙高高原へ出かけてきました。帰宅までずっと雨の蕎麦道中、妙高では一部に避難準備情報が出され皆の携帯が一斉に鳴り出す場面も。10年ぶりのコスモス園は雨と視界不良でほとんど散策出来ませんでした。入口のダリア園のユニークな花の名前に癒されコスモス園を後に。今回の目的の蕎麦屋は妙高の「芭蕉苑」さんだったのですがお休み。ここは蕎麦や天ぷらが食べ放題。しかし雨天の時はお休みなのです。

立ち寄ったのは黒姫の18号沿いにある古式手打ちそば「樹香」さん。近くに3店舗あり私達はペンションを兼ねた本店へ。入店前に駐車場脇の大木からこぼれ落ちた栗拾いのおまけ付き。特大の薪ストーブのある店内はまさにペンション。出てきた蕎麦はやや腰が弱めの二八そば。濃い目のツユはどっぷりとはつけずに。皆さん蕎麦と共にも割り箸に感激。これは販売もされており一膳10円。数十本買った人も。何が古式なのか聞きそびれてしまいました。

蕎麦屋に続いて温泉も当初の予定を変更。燕温泉の「黄金の湯」もしくは「河原の湯」へ行くつもりだったのですが両方とも屋根なしの露天の為この雨ではのんびりも出来ずと。以前立ち寄ったとの人の勧めで池の平の「ランドマーク」へ。55歳以上は594円で入浴可能。ラッキーでした。今年最長の入浴時間で本当にのんびりできました。次回は紅葉と新そばを求めての道中の予定です。

ミケの宅配便      2016・8・29

「夏さえされば いくらか変わるはずさ」今年30年振りに再結成した「はちみつぱい」の1973年の作品「土手の向こうに」の中の一節です。ランニングも絵も少し休んで暑い夏をのんびりと過ごそう等と思っていたのですが、結果は情緒不安定のまま過ごした8月の終わりになってしまいました。何を焦っているのか。一体何が欲しいんだろう。他に何ができるというのか。自問自答の繰り返し。

 

昨日、群馬県境付近の「平標山」に登ってきました。登り始めから下山まで山はガスに包まれ視界はゼロ、樹林帯では木々からの雫、稜線に出ると霧雨と暴風。でも何も見えない中を歩きながら、来て良かったとつくづく思いました。途中で断念し下山される人が多い中、果敢に立ち向かう若者に勇気をもらい何とか頂上へ。風は激しく辺りは真っ白の中で少し見えてきた様な気が。そうなんだ、自己のペースに戻ろう。のんびりなんてできないんだから家に帰ったら、いつも通りに絵を描きランニングで汗を流し好きな唄を聴こう。「秋になれば いくらか変わるかも」でも期待はよそう。You Tubeで見たフジロックでの「はちみつぱい」、老いたとはいえ本質的には何も変わって無かったから。

ミケが12歳になりました。極めて普通の三毛猫ですが、もう10年以上続けている事が有ります。小さなぬいぐるみを私の居る場所に宅配してくれます。二階に行くと咥えて階段を。そして床に置きニャーと一声。いつもありがとう。

僕は一寸一服   2016・7・24

Fun Running チーム
Fun Running チーム
田中監督、生徒さんと
田中監督、生徒さんと

「みしま西山連峰登山マラソン」「高場山マラソン」「長岡まつり協賛駅伝」を走り終えて62番目の夏を迎えました。ここいらで一寸一息。秋の「新潟シティマラソン」までのんびり過ごそうかと思います。40歳を過ぎた頃から登山や渓流釣りを継続する為の体力の維持を目的に走り始めたのですが、いつの間にかロードレースに参加するようになりました。因ってランニングの基本も知識もまったく持ち合わせておりません。初めてのレース参加は3Kmだった様な。その後10Km、ハーフ(2回で懲りました)と。10Km程度が私には良さそうです。走り終えた達成感は格別です。そんな事で各地の大会に出向いたのですが諸事情により8年前で中断。昨年トレーニングジムで知人から駅伝の誘いを受け久し振りにゼッケンを付けました。これがきっかけで再開。それではと昨秋の「新潟シティマラソン」にと思いエントリーを試みたものの受付開始2日目にもかかわらず満員締切。今年になって以前出た事のあった「米山山麓マラソン」にエントリーしたものの当日になって強風の為中止。2度出鼻をくじかれ「みしま」で漸く走る事が出来ました。下降線を辿るのみのこの先ですが、もう少し続けるつもりです。

 

 

走り続けていると言えば、私の好きな音楽家の中にも立ち止まることなく唄を届けてくれる方が沢山います。その筆頭がNeil Youngでしょうか。。心から敬服いたします。60年代後半から今日まで数え切れぬ唄を。この時期は78年作の「Comes A Time」。蒸し暑い部屋に時折吹き込む風や喉の渇きを癒す麦酒の如く安らぎをもたらしてくれます。

吉田睦さんのバースデー・ライブへ     2016・7・6

吉田 睦さんの唄を初めて耳にしたのは一年半程前でした。長岡市内のジャズ・バーを出て何か物足りず隣のお店に立ち寄ったところトイレに毎週金曜「Jazz・Live」の張り紙が。Jazzには疎いもののLiveの響きに惹かれ通う事に。ステキな女性ヴォーカル、熱いテナーサックス、流麗なピアノのトリオでの演奏でした。以来ラストとなった昨年暮れまで幾度となく通いました。睦さん以外は時々入れ替わりこれも楽しみの一つ。特にピアノの佐藤さん、名古屋さんはそれぞれの個性が出ていて今週はどなたかと阿部さんのコール&レスポンス・サックスと共に楽しみのひとつでした。。

そんな中、睦さんがCDを出されていると知り早速入手。ジャズギタリスト布川俊樹氏と「Found」というユニットでのアルバムでその内容はほぼ全編が布川氏のアコスティック・ギターと睦さんのヴォーカル。とてもジャジーな仕上がり。オリジナルに加えボサノバやポップスのスタンダードも。オリジナルの代表曲「ステキ」もシンプルな仕上がりで、より唄を引き立てています。リズムセクションを加えた曲ではノリも良くこのスタイルの曲をもう少し聴きたくなりました。

happy  birthday
happy birthday

念願叶って昨年暮れに睦さんの地元三条市で彼女が率いるThe Goldensとのバンドスタイルでの唄を聴く事が出来ました。どちらかと言えばヘタウマタイプの唄い手が好きな私ですが、ここ数年Soul系も聴いてた為か本格派スタイルの睦さんの唄い振りがすんなり響いてきました。腕達者なバンドメンバーの演奏もガツーンときました。ジャジーな部分がやや薄れソウルフルなサウンドはより親近感が。あれから半年、バースデー・ライヴがあることを知り先日燕市へ足を運びました。ここで想定外の出来事が。19:00スタートと思っていたのですがメンバーの都合か21:30スタートに変更。私は最終新幹線が22:31発。あまり時間に余裕がありません。しかしスタートまでの2時間あまりの間にセッションという形で睦さんも含め色んな方の唄や演奏を楽しむ事が出来ました。その間も当然飲み続け本来のライブ開始時はヘロヘロに。皆さんも待っていたとばかしノリノリでスタート。やはり良かった。セッション時には無かった一体感で歓声が響き渡りました。ブルース好きのギタリスト・井上さん?セッション時にはAmos Garrettの様な柔らかさを奏でていたのですが、ようやくエンジンが。シャープに決めるドラムの?さん。やさしく包み込むが如くリズムを刻むベースの?さん。そしてドンピシャの名古屋さんのピアノ。いつも熱い阿部さん。センターでシャウトする睦さん。もう少し見聞きしたかったです。

札幌から素敵なアルバムが届きました    2016・6・22

星 直樹さん
星 直樹さん

先月は米国のSSW・Guy Clark、そして今月は英国のFiddler・Dave Swarbrickと相次ぎ大好きなアーティストが他界しました。CDもあるのですが押入れからレコードを引っ張り出しターンテーブルに乗せてジャケットを手に渋谷の「ブラックホーク」を懐かしみながらの晩酌時にメールをチェックしたら札幌のギタリスト星さんからソロアルバムが完成したので送った旨の連絡がありました。RINKAでの活動の傍らソロアルバムの制作を進行中と聞き心待ちにしていました。星さんとは20数年前Hard To Findのメンバーとして初めてお会いしました。その後Hard To FindやRINKAのコンサートで長岡でも数回演奏していただきました。昨年、今年と開催できず来年こそは思ってた矢先の朗報でした。

  昨日の夕方に届いたのですがジャケットを事細かに眺めただけであえて聴かず今朝から聴いています。非常に端正で穏やかなアルバムです。星さんの音楽家としての背景にあるブルーグラスやアイリッシュ・ミュージックを中心にギターとブズーキで構成されています。素晴らしいテクニックで奏でながらもその音は決して尖らず一音一音に膨らみのある豊かなものです。かなりの時間を費やした事も十分に理解出来ます。

 通して3回聴きました。私の聴きなれたメロデイもいくつかありました。これで今夜から晩酌の友として聴きます。キャロランに始まり終えるこのアルバムの中にはコミカルなオリジナル「カツ丼ラグ」やRINKAの小松崎操さんのオリジナルと勘違いしそうな「Flatwater Fran」も含まれています。全曲インストですがもしも星さんが唄ったらNoman Blakeのようなほのぼのヴォイスかな等と。来年はぜひ長岡でコンサートを。「洋風カツ丼」をごちそうします。

雨の中を只見町へ     2016・6・14

館内撮影禁止が残念
館内撮影禁止が残念

そろそろ何処か出かけようと思い浮かんだのは南会津の「駒止湿原」でした。ワタスゲの開花状況を確認しようと電話したところ以前の大規模水害の復旧工事が完了してなくて閉鎖中との返答が。しかし近くには「宮床湿原」がありワタスゲが観れるとの事で決定。8時の出発時は予報通り恵の雨。17号から252号に入り破間川から末沢川沿いを

上り六十里越から下り田子倉レイクビューで休憩。雨は止む気配を見せず予定を変更し「只見町ブナセンター」を見学、蕎麦屋、温泉の行程に。入口が解らずやっとの事でたどり着いた「ブナセンター」は入館料300円。只見の先人の川や森との関わりの全てが凝縮されていて山と川好きの私は圧倒されました。先人達の生活を支え受け継がれている巧みな技、ブナの森、山野草、カミキリムシから熊まで全ての動植物が展示されている素晴らしいミュージアムでした。願わくば252号線にもっと大きな看板を掲げて下さい。

白玉ニシン、シャクヤクの花の天ぷらも
白玉ニシン、シャクヤクの花の天ぷらも

  蕎麦を食べるのが目的の私達の道中。しかし前回の山形の鶴岡市では、お店のご主人の強い押しに寄り切られ「麦キリ」なるものに。今回は事前にお店をサーチ。私達の住む長岡藩から幕末に河井継之助が「八十里 腰抜け武士の 越す峠」と詠んだ夢街道沿いの「八十里庵」さん。雪が消えたら営業開始で雪が降ったら冬眠。せっかちな客お断り。メニューは「季まぐれセット」。私が天ぷらもと注文すると「団体予約が入って忙しく無理」と。でもビールを飲みのんびりと待っていると天ぷら付きの蕎麦が。十割なのか腰が弱めの風味豊かな蕎麦でした。

尺には届かず。バター焼きを庭のレタスの友で。
尺には届かず。バター焼きを庭のレタスの友で。

少し南下し289号沿いの「季の郷 湯ら里」さんで、のんびり入浴し帰途に。本来はここでお仕舞いなのですが今回はもう一つの企みが。この雨、末沢川沿いを通れば竿を出さざるを得ないという事で皆さんには少し猶予をいただき懸垂で岩場に着地。少し粘るとググッと。予想以上の良型。もう1箇所と林道に戻り更なる急降下。ここは遊ばれたのみで終了。2往復で腕が痛くなったもののニンマリ。雨の中での大満足の蕎麦道中となりました。

8年振りのゴールは  2016・5・23

アクアーレ仲間のSYさん、KYさん
アクアーレ仲間のSYさん、KYさん

先週は素晴らしい釣行を満喫したものの右足踵を打撲とカメラの水浸しというアクシデントに見舞われたものの3日目でカメラは復活、踵も腫れが引き痛みもやわらぎ昨日11Kmのロードレースに参加しました。先月エントリーした「米山ロードレース」が強風で中止となってしまったので確か「嬬恋キャベツマラソン」以来8年振りでした。そういえば嬬恋の時も足を怪我してた様な。「みしま西山連峰登山マラソン」その名の通り強烈なアップダウンコースでした。受付後の元気なうちに記念撮影しようとアクアーレ仲間のIさんを探すものの見つからず。スタート地点で合流、またアクアーレの鉄人?Sさんとも会いアドバイスをいただきました。

炎天のもと10:03スタート。私とKYさんは事前打ち合わせ通り完走を目指してスローペースで。2Km手前から登り坂でひと山超えると更にひと山。折り返し後の復路では、こらえきれずに2回歩いてしまいました。1時間12分45秒。完走出来ました。少しするとKYさんもゴール。そして現役大学生のSYさんは「一般女子11Km」の部で見事6位入賞。おめでとう。タイムは私よりも10分以上の速さでした。IさんもSさんもやはり速かったです。

  先日、レースの記録表が届き目を通したらSYさん5位でした。訂正を。ごめんなさい。

 

 

走り終えIさんと
走り終えIさんと

 味噌、ワンカップ、おにぎり、豚汁をいただき完走できた喜びを胸にアクアーレで汗を流しビールを3杯飲み爽やかな風を切って自転車で帰宅。少し眠った後の夕方にJackson Brownの「Running Of Empty」を肴に晩酌。あまりストイックにならず仲間と楽しく走り続けたいと思います。次回は7月の「長岡まつり駅伝」の予定です。また一緒に走りましょう。

 

天ざるのはずが  2016・4・12

内科2回、耳鼻科1回、歯科2回、猫科4回と病院通いの1ヶ月間でした。まるで病人のように思われそうですが、至って元気で渓にも出かけたし今度の日曜は数年ぶりにロードレースに出てみようかと思っています。そして昨日は「元気に蕎麦を食べに出かけ奥様を喜ばせる会」の仲間と山形へ行って来ました。あいにくミゾレ混じりの雨の中の出発となってしまいました。タイヤは既に普通タイヤに履き替え済。長岡ICから北上し日東道に入る頃には雪が降ってきましたが積もる程降らず走行に支障なく目的地の加茂水族館へ。村上市に入ると青空が広がり満開の桜と昨夜からの新雪の見事なコントラストが目に飛び込んできました。長岡から3時間で水族館に到着。心配していた駐車場も空いていて一安心。混雑時は遠く離れた駐車場からシャトルバスでの移動となる旨をHPで確認し覚悟していたのです。入館すると先ずは庄内竿がズラリ。そして渓好きの私がなかなか出会えぬ大岩魚と山女魚達、続いてこれまた苦戦続きの大物海水魚。溜息の後は本日の主役であるクラゲさん。「綺麗、美しい、可愛い、幻想的、怖い、毒々しい、不気味」とクラゲさんを堪能しました。

もう一つの楽しみは蕎麦です。出来たら「板そば」なるものを。水族館の売店のおばさんに尋ねると「善宝寺」の近くに有名な蕎麦屋があるとの事。しかしお寺も店も見つからず半ば諦め鶴岡市内へ向かうと仲間が「今、蕎麦の看板の店があったよ」と。引き返し立ち寄ったのが「龍宮」さん。お寺も近くにあり売店で教わった蕎麦屋のようです。ご主人が「今日は休みなのだけど、構わないから上がって」。自宅をを改装?したアットホーム過ぎる造りの店。部屋に通された後はご主人の一人舞台。長岡から来たと告げると越後談義を延々と。どこまでもマイペース。問題は注文の時、半ば強引に「天ぷら麦キリ」を薦められ蕎麦とは言えずじまい。ビールを頼むとツマミにと「がっこ、がっこ、がっこ」3皿と自家栽培のシイタケの天ぷら。「麦キリ」とは庄内地方の郷土麺で細くて柔らかく喉越しの良いウドンで甘めの魚醤につけていただきました。これはこれでありなのですが蕎麦が食べられなくて残念。それにしてもユニークで屈託の無いご主人。角栄さんの写真もありました。仲間によると美術館も併設されてたとか。「板そば」は次回に持ち越しに。

 

強風の中「あつみ温泉」へ。観光協会で教えられた200円の共同浴場を覗いてみたものの6人が入るには少し狭そうなので有名な「万國屋」さんへ。千円と少し高めながらも素晴らしい温泉で一泊したい気分に。しかし予定通り「笹川流れ」から岩船の「鮮魚センター」へ向かい鮭の切り身を買っての帰途となりました。

春の三草       016・3・7

今年初めての渓は富山県境の境川(大平川)支流の大滝谷でした。その名の通り大滝があり過去2回この滝壺で尺岩魚に出会った谷です。しかし渓相は最悪、とにかくガレていて歩きにくくポイントも限られています。上路集落入口に駐車しカンジキを付けて山肌を歩き始めると一つ目の堰堤、更に進むとまた堰堤の高巻きが。かなりの急勾配の為カンジキを外し這いつくばって登りきり下を見て私にもまだ気力が少し残っていたと一息。でも帰りは別のルートが良さそう。1時間半程歩きガレ場入口に到着。一応竿を出しての遡行に。幸い水量は平水で渡渉に支障はないものの辺りは岩のみで一歩一歩確認しながら進む。好ポイントを前にし振り込むとかすかな当たりが有りねばってみるとかかった。でもあまり重さを感じなく小物かと引き抜くと切ない程にやせ細った岩魚。尺はあるものの尺物ではありません。今年の初物という事で手をあわせてキープ。ここからは竿を出さずにひたすら大滝へ向かって。見えました立派な大滝が。期待に胸を膨らませ手前から振り込むもアタリなし。丁寧に淵周りを探るとようやくかかり寄せると20Cm弱。諦め納竿。帰りはガレ場をできるだけ避けようと山肌を。1箇所崩れたところがあり心配でしたが思ってたよりも傾斜が緩やかになっていて無事通過。昼には車に戻りました。石川川へ行った「長棟の友」二人は釣れたかな?等と思いながらの昼食。

後半の楽しみは「春の三草」。いつものクレソン&ワサビ田へ。3月と思えぬ暖かさの中でまだ少し小さめのクレソン摘んでると今夜はここでテントを張って酒でも飲みたい気分に。フキノトウ、クレソン、ワサビで三草。ウド、ミズナ、ウルイ、ネマガリタケと「春の七草」はもうすぐやって来ます。スミレやイチゲ、カタクリ等、野の花も楽しみの一つです。

ありがとう モモ  2016・2・25

先月は大雪に見舞われましたが今年は総じて小雪のようです。例年よりも早めに庭の雪を掻き出し猫の遊び場を確保した矢先の「猫の日」にモモを見送るという何とも皮肉で悲しい出来事が。昨秋からミケの具合が思わしくなく気をつけていたところ、とても元気なモモに異変があり僅か二日後に帰らぬ姿となってしまいました。一昨年逝ったタマと一緒に我が家にやって来たモモ。夜は必ず私の腕枕で眠りお腹が空くと鼻や唇を引っ掻き催促し、絵を描いていると墨汁をひと舐めし鼻を黒くしてたモモ。そのモモの絵を描いてる最中でした。ありがとうモモ。タマと遊びまわってね。

冬の散歩道       2016・1・8

年末年始も早起きして絵を描き、午後はトレーニング、新山詩織を聴きながら晩酌して早寝とまったく変わりない日々でした。それでも年賀状、お供え、初詣と正月らしき事も。食事は普段と変わらず有り合わせで済ましたのですがお供えのイミテーション鏡餅の中の小さな餅3個をどうやって食べようか迷っています。ところで今冬は例年と違って極端に小雪です。この地に住んで16年目になりますが初めての気がします。これまで暖冬予想でもそれなりの降雪は必ずあったのです。今後にまとめて大雪等と一抹の不安も。今朝は15cm程積もったので除雪して程よく体も温まったところで近くにある小さなダムの周りの遊歩道を歩いてみました。素敵な光景でした。途中立ち止まり耳を澄ましたらのBruce Cockbarnの「雪の世界」とSimon&Garfunkelの「冬の散歩道」が聴こえてきました。

帰宅後、雪で甘くなると聞き残しておいた庭の大根を引っこ抜きこれを使っておろし餅に決定。この頃は岩魚の絵を描いています。あと1ヶ月半すると渓に行けます。今年のスタートは魚津の片貝川へ行き帰りに「ラーメンの店」へ、新発田の石川川でカモシカに再会。いずれにしても本命の長棟川はもう少し先。そんな事を考えているとペンも酒もすすみます。